注意喚起！ゆうパケットプラスの膨らみNG集

ゆうパケットプラスを利用する際、多くの方が見落としがちなのが”厚さの制限“です。特に中身が膨らんで規定の7cmを超えると、返送や受付拒否のリスクが高まります。

本記事では、よくある膨らみのNG例から防止策までを詳しく解説。トラブルを回避し、スムーズな発送を目指すための必読ガイドです。

注意喚起！ゆうパケットプラスの膨らみとは

ゆうパケットプラスは、便利で手軽な配送方法ですが、”膨らみ”には要注意です。厚さ制限に引っかかると、受け付け拒否や返送のリスクがあります。

本記事では、膨らみによるトラブル例や、対策、コンビニでの対応まで詳しく紹介します。

ゆうパケットプラスの基本情報

ゆうパケットプラスは、郵便局が提供している小型荷物向けの配送サービスで、主にフリマアプリなどを利用する個人ユーザーから高い支持を得ています。このサービスの最大の特徴は、専用の箱型資材を使用し、重さ2kg以内・厚さ7cm以内という条件を満たすことで、全国一律の手頃な料金で荷物を送れる点にあります。

また、配送状況を確認できる追跡機能が標準で付いており、受け取り側も安心して商品を待つことができます。さらに匿名配送にも対応しており、個人情報の取り扱いに不安のある方にとっても非常に安心できる選択肢となっています。箱は郵便局のほか、ローソンなど一部コンビニでも購入可能で、専用アプリや端末から簡単に発送手続きができる利便性の高さも魅力です。

膨らみが問題になる理由

配送中に荷物が膨らんでしまい、厚さがゆうパケットプラスの規定をわずかでも超えてしまうと、配送システム上で大きな支障が生じる恐れがあります。自動的に行われている仕分け処理は非常に繊細に設計されており、規定外のサイズの荷物が流れてくると、それだけで機械の停止やライン全体の混乱を引き起こす可能性があります。

このような事態を防ぐために、日本郵便では「厚さ7cm以内」という厳格なルールを設けており、ほんの1mmのオーバーでも受け付け不可となることがあります。人の目では分かりにくい差でも、ゲージや自動測定装置では明確に検出されてしまうのです。また、配送中に内容物がずれて厚みが変化することもあるため、梱包時点でギリギリのサイズだと非常にリスクが高くなります。

さらに、厚さをオーバーした荷物は配達先に届けられず、差し戻し（返送）になるケースがほとんどです。その際には発送者に送料の負担が発生することもあり、トラブルの原因となるだけでなく、無駄な手間やコストにもつながります。

このような状況を避けるためには、発送前にしっかりと厚さを確認し、7cm以内に確実に収めることが最も大切です。その確認を怠ると、見た目では判断できない小さな膨らみが大きなトラブルに発展する可能性があります。

注意が必要なサイズと厚さ

専用箱は一見、規格がしっかりしているように見えますが、中に入れる商品の性質や梱包方法によって、容易に膨らんでしまうリスクがあります。特に、厚みが変化しやすい素材のニットやセーター、ぬいぐるみ、タオルなどの柔らかく空気を含むものは、梱包後にしっかりフタを閉じたつもりでも、測定ゲージを通すとアウトになる場合が少なくありません。

また、箱のフタの浮きや折り曲げ部分の膨らみがわずかでもあると、規定内の厚さに収まっていないと判断されることがあります。これを避けるには、単に箱の見た目を整えるだけでなく、圧縮袋を活用したり、固形物を上手に配置して厚みを均一にするなどの工夫が必要です。

最も効果的なのは、発送直前に実際の厚さをゲージまたは定規で正確に測ることです。そのひと手間をかけることで、想定外の返送や受け付け拒否といったトラブルを未然に防ぐことができます。
厚さチェックは単なる確認作業ではなく、安全で確実な配送のための重要なプロセスと捉えるべきです。

膨らみNG集：よくあるケース

ここでは、実際に多くの人が経験している「膨らみによる失敗例」を紹介します。どれもよくあるケースばかりなので、自分の梱包が当てはまっていないか確認しながら読み進めてみてください。

「これくらいなら大丈夫」と油断してしまうポイントにこそ、見落としがちなリスクが潜んでいます。

8cmの厚さを超えてしまった場合

専用箱が閉じられているからといって、必ずしもサイズ規定を満たしているとは限りません。内容物の種類や配置によっては、見た目以上に膨らんでしまうことがあり、実際には8cmを超えてしまっているケースも少なくありません。たとえば、柔らかい衣類や空気を含むパッケージなどは、一度梱包した時点では7cm以下でも、移動中に中身が偏ることで局所的に膨らんでしまい、測定時にオーバーと判断されることがあります。

また、コンビニや郵便局の窓口では、専用の測定ゲージを使ってサイズチェックが行われるため、少しでも規定を超えると受け付けてもらえません。ゲージに通らない場合は即返送となり、再梱包や再発送の手間がかかるだけでなく、時間と送料の無駄にもなります。

こうしたトラブルを避けるには、あらかじめ自宅でゲージや定規などを使って厚さを測定し、余裕をもたせた梱包を心がけることが大切です。

封筒の変形や破損

内容物を無理に詰め込みすぎると、専用箱のフタがきれいに閉じなくなってしまいます。その状態で無理にテープで固定しようとすると、箱の角や側面が大きく膨らんだり、ひどい場合には破れてしまったりすることもあります。こうした外見の乱れは、配送現場でのチェックで即座に発見されやすく、機械による仕分けも正常に行われないため、返送や受付拒否の対象になってしまいます。

さらに、破損したまま発送してしまうと、配送中に内容物が外に飛び出したり、汚れたりする可能性もあるため、受け取り側にも迷惑がかかってしまいます。トラブルを防ぐためにも、箱に無理な力がかかっていないか、フタが浮いていないか、確認を怠らないようにしましょう。

テープで補強しても通らないケース

「テープでしっかり止めれば大丈夫」と思い込んでしまう方は少なくありません。たしかに、箱のフタをしっかり固定することは重要ですが、それだけでサイズオーバーを回避できるわけではありません。

見た目が整っていて隙間がなく綺麗に梱包されているように見えても、実際に測定ゲージに通してみると、わずかな膨らみによって基準を超えてしまうことがあるのです。

特に注意すべきなのは、テープの貼り方や量です。

フタが浮いている部分を無理に押さえつけて大量のテープで固定しても、根本的な厚さの解消にはならず、むしろ測定時にはその押し込みによる反発で厚みが出やすくなります。また、透明テープや布テープなど、素材によっては貼り重ねた部分の厚さが追加されてしまう場合もあるため、注意が必要です。

見た目の完成度ではなく、実際に測定器を使って通るかどうかが判断基準となるため、「通ればOK、通らなければNG」というシンプルなルールを意識しましょう。最終的には、目視ではなく計測器での確認が全てです。見た目を過信せず、実測を徹底することが失敗を防ぐポイントです。

返送された原因と対処法

返送理由の多くは「厚さオーバー」や「機械判定不可」といったサイズに関する問題が中心です。特に多いのが、箱のフタがしっかり閉じていても、内部の膨らみによって実際の厚さが7cmを超えてしまっているケースです。

また、目視では問題ないように見えても、専用ゲージを使った測定では微妙な浮きや角の膨らみが影響し、機械処理に適さないと判断されることがあります。

返送された場合は、まず配送元からの通知内容をよく確認し、返送理由の詳細を把握しましょう。そのうえで、内容物を取り出して再度丁寧に梱包し直すことが基本となります。厚さに余裕を持たせるために、圧縮袋を使用したり、折りたたみ方を見直すのも有効です。

それでも規定内に収められない場合は、ゆうパケットプラス以外の配送方法（例：宅急便コンパクトやレターパックプラスなど）を検討するのが賢明です。

加えて、再発送時には念のため測定ゲージでの事前確認を必ず行いましょう。同じミスを繰り返さないために、原因と対策をメモしておくことも今後の発送作業に役立ちます。

各コンビニでの対応

ゆうパケットプラスを発送する際は、利用する店舗によって対応やチェック方法が多少異なります。ここでは、ローソンや郵便局、メルカリを通じた発送時に気を付けるべきポイントをまとめました。

受付の流れやチェックの厳しさに違いがあるため、事前に準備を整えておくことでスムーズな発送が可能になります。

ローソンでのゆうパケットプラス

ローソンでは、店舗に設置されているLoppi端末を使って、簡単にゆうパケットプラスの発送手続きを行うことができます。Loppiでメルカリアプリなどから取得したQRコードを読み取り、発行された申込券をレジに持参することで手続きが完了します。その際、レジのスタッフが荷物を確認し、場合によってはサイズゲージを使って規定内かどうかをチェックすることもあります。

特に、箱の膨らみやフタの浮き、テープの貼り方などが基準に達していないと、その場で受付が断られることがあります。また、店舗によっては混雑状況によりチェックが省略される場合もありますが、その場合も後日配送センターでの検査で引っかかって返送されるリスクがあります。したがって、店舗でのチェックが甘い場合でも、最終的な責任は発送者にあると考え、出発前の自己確認を怠らないことが重要です。

さらに、ローソンでは専用箱の在庫が店舗によって異なり、常に置いてあるとは限りません。あらかじめ電話などで在庫確認をしておくことで、無駄足を避けることができます。細かな手順を把握しておけば、よりスムーズな発送が可能になります。

郵便局窓口での取り扱い

郵便局では、Loppiのような端末操作は不要で、窓口でスタッフに直接荷物を渡して発送手続きを行います。その際、厚さやサイズが基準を満たしているかどうか、専用ゲージや定規を使って厳密にチェックされることがあります。基準を少しでもオーバーしていると、受付を断られる可能性が高いため、事前の確認が欠かせません。

郵便局のメリットは、万一サイズオーバーだった場合でも、すぐに別の発送方法（レターパックプラスやゆうパックなど）を案内してくれる柔軟な対応がある点です。また、梱包用の資材を販売している局も多く、必要に応じてその場で再梱包できる場合もあります。

急ぎの発送や確実な受付を希望する場合は、郵便局窓口の利用が安心です。

メルカリ発送時の便利なヒント

メルカリで出品した商品をゆうパケットプラスで発送する際には、「ゆうゆうメルカリ便」として利用することができます。匿名配送や追跡サービスが標準でついており、出品者・購入者ともに安心して利用できるのが魅力です。

ただし、サイズ制限は通常と変わらず、7cmを1mmでも超えていると受付拒否の対象になります。発送前には、専用ゲージや厚さ測定定規を使って、自宅で事前チェックを行うことがとても大切です。

メルカリアプリからQRコードを発行し、それをコンビニや郵便局で提示して発送しますが、アプリの案内だけに頼らず、梱包の仕方や資材の選び方にも十分配慮してください。また、事前に発送通知や伝票番号を確認しておけば、トラブルが起きた際の対応もスムーズです。これらのちょっとした配慮が、確実な配送と評価向上につながります。

膨らみを防ぐ梱包方法

梱包時の工夫ひとつで、膨らみによる返送リスクを大幅に減らすことができます。見た目はしっかり閉まっていても、実際の厚さが規定を超えていることは珍しくありません。

このセクションでは、実際に膨らみを防ぐためのテクニックや、梱包資材の使い方、箱の再利用時の注意点などを詳しく紹介します。丁寧な梱包がスムーズな発送と信頼につながることを意識しましょう。

コンパクトにまとめるコツ

衣類やタオルなどかさばるアイテムは、可能な限り圧縮袋を使用して体積を抑えるのが基本です。圧縮することで空気を抜き、見た目以上に薄く仕上がります。

また、箱に入れる際には中身の形状に合わせて丁寧に折りたたみ、できるだけ平らに並べる工夫が必要です。一方向に重ねすぎず、荷物全体の厚みを均等に分散させることで、膨らみを最小限に抑えることができます。

隙間ができた場合は、薄手の緩衝材やクッションシートを使って固定し、中で動かないようにすることも重要です。中身が動いて偏ると、梱包時には7cm以内に収まっていても、輸送中に膨らんでしまう可能性があります。厚さに余裕を持たせた配置や、内容物に応じた向きの調整も忘れずに行いましょう。

シールやテープの正しい使い方

フタが浮かないように、箱の合わせ目はしっかりと固定します。しかし、テープを何重にも重ね貼りすると厚みが出てしまい、規定サイズを超えてしまう原因になるため注意が必要です。

テープは必要な部分だけに、できるだけ少量で効果的に貼ることがコツです。また、布製のガムテープよりも薄手の透明テープの方が厚みを抑えやすいためおすすめです。

テープを貼る際は、外側からの圧力に耐えられるようにフタの接合部だけでなく、角や側面にも補強として貼っておくと安心です。ただし、装飾や見た目重視でテープを過剰に使うとサイズ超過の原因になりかねません。機能性と安全性のバランスを意識して使いましょう。

再利用時の注意点

ゆうパケットプラス専用箱は環境にも配慮された再利用可能な素材で作られていますが、すべての再利用が推奨されるわけではありません。一度使った箱には折りジワやゆがみ、あるいは膨らみグセがついていることがあり、そのまま再利用すると見た目は問題なくてもサイズ規定に引っかかる可能性があります。

また、箱の角が潰れていたり、内側の構造が弱くなっていたりする場合は、輸送中に変形して厚さが増してしまうリスクもあります。再利用する際は、箱の状態をよく観察し、変形・破損・汚れがないかチェックすることが重要です。安全を優先したい場合や、大切な荷物を送るときは、新品の専用箱を使う方が確実です。

ゆうパケットプラスと他の配送方法の比較

発送方法にはさまざまな選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。荷物の大きさ、厚さ、重さ、送りたい商品によって、最適なサービスを選ぶことが重要です。

このセクションでは、ゆうパケットプラスと他の主要な配送方法との違いを比較しながら、どんな場面でどれを選ぶべきかをわかりやすく解説します。膨らみを気にする必要のない発送方法や、匿名配送が可能な選択肢も紹介していますので、今後の発送計画の参考にしてください。

特定商品に最適な発送方法は？

柔らかい衣類や薄手のアクセサリー類など、圧縮可能で比較的軽量な商品には、ネコポスやクリックポストといった厚さ制限が少し緩めのサービスが適しています。ネコポスは厚さ3cmまでですが、信書以外なら幅広く対応できるため、Tシャツやハンカチなどに向いています。クリックポストも全国一律料金で追跡可能なので、コスト重視の発送には有効な選択肢です。

一方で、箱に入れてしっかり守りたい物――たとえば割れ物や化粧品、形が崩れやすいぬいぐるみなどには、宅急便コンパクトのようにある程度のサイズと強度を備えた箱型配送が適しています。
箱の形状が安定していることで、発送中の衝撃から内容物を守ることができ、安心感も高まります。

ゆうゆうメルカリ便との違い

ゆうパケットプラスは、メルカリで利用できる「ゆうゆうメルカリ便」の対象サービスのひとつです。匿名配送に対応しており、購入者・出品者のどちらにも住所が開示されないのが大きなメリットです。さらに、配送状況の追跡や、メルカリ独自の補償が付帯しているため、トラブル時にも安心して利用できます。

ただし、ゆうパケットプラスは他の匿名配送よりもサイズ制限が厳しく、厚さ7cm・重量2kg以内という条件をきっちり守らなければなりません。出品商品によっては、別の匿名配送（ネコポス、宅急便コンパクト）に切り替えるほうが適していることもあります。

ヤマト運輸を選ぶ理由

ヤマト運輸が提供する「宅急便コンパクト」や通常の「宅急便」は、厚みやサイズの制約が比較的緩やかで、膨らみを気にせず梱包できる点が大きな魅力です。また、専用BOXも販売されており、簡単に入手できることから、突発的な発送ニーズにも柔軟に対応できます。

コンビニ発送も対応しており、セブンイレブンやファミリーマートなどで手軽に利用可能です。さらに、補償や時間帯指定などのサービスも充実しており、重要な荷物や高価な商品を送る際には非常に頼りになります。

サイズ制限に不安がある方や、初めての発送で失敗したくない方には、ヤマト運輸のサービスが安心して使える選択肢となるでしょう。

膨らみを気にしないための発送ポイント

これまで紹介してきたように、ゆうパケットプラスでの発送には厚さの制限が厳格に定められています。膨らみを気にせずに安心して発送するためには、事前の準備と確認が欠かせません。

このセクションでは、発送前に押さえておくべきポイントや、実際に利用する際のQRコードの発行手順について詳しく説明します。ちょっとした確認を怠るだけで返送のリスクが生じるため、最終チェックとしてぜひ参考にしてください。

発送前のチェックリスト

発送前の最終確認は、トラブルを未然に防ぐために欠かせないステップです。下記のポイントをチェックしておくことで、返送や受付拒否を回避でき、安心して発送作業を完了できます。

QRコード発行の流れ

QRコードは、スムーズな発送に欠かせないステップのひとつです。メルカリアプリや郵便局のアプリから、発送方法を選択してQRコードを発行します。

発行後は、そのQRコードをコンビニ（ローソン）や郵便局の端末でスキャンし、専用伝票を印刷します。印刷された伝票は荷物と一緒にレジや窓口に提出して完了です。

なお、QRコードは有効期限があるため、早めに使うことをおすすめします。アプリ内の操作案内を確認しながら進めれば、誰でも簡単に対応できます。

安心して利用するために

ゆうパケットプラスを確実に活用するには、事前の知識と発送後の振り返りがとても重要です。発送トラブルを減らすためには、自分自身でできる工夫や、利用者から寄せられた実際の疑問への対応を知っておくことがカギとなります。

このセクションでは、発送時に気をつけたい手続きや注意点、次回以降に活かすための記録の仕方、そして多くの人が気になる質問とその答えをまとめています。しっかりと備えることで、ゆうパケットプラスをもっと安心して、効率よく使えるようになります。

行うべき手続きと注意点

ゆうパケットプラスを正しく利用するには、事前の確認と準備が非常に重要です。まず最初に確認すべきなのは、商品のサイズや重さがサービス規定内に収まっているかどうかです。

送料も含め、発送予定の商品がゆうパケットプラスの条件（厚さ7cm以内・重さ2kg以内）に合っているかをしっかりチェックしておく必要があります。特にフリマアプリで出品した商品の場合、販売前からどの発送方法が最適かを見極めておくことで、購入後のトラブルや発送手続きのやり直しを防ぐことができます。

また、発送用資材の準備も重要です。

専用箱のストックがあるか、梱包に必要なテープや緩衝材が十分かどうかもあらかじめ確認しておきましょう。発送当日になって慌てないように、事前に全体の流れをシミュレーションしておくと安心です。アプリからのQRコード発行や、コンビニ・郵便局での手続きの流れも一度確認しておくと、スムーズな発送が可能になります。

次回以降のための情報整理

もしも返送などのトラブルが発生した場合は、その経験を無駄にしないよう、できるだけ詳細に記録を残しておくことが大切です。

• どのような商品をどのように梱包したか。
• 箱のどの部分が膨らんでいたのか。
• 発送先はどこで、どの配送方法を選んだのか。

こうした情報を整理しておくことで、次回以降の対応が格段に楽になります。

また、再利用した箱の状態や、使用したテープ・梱包資材の種類、発送時に店舗で指摘された内容なども併せて記録しておくと、今後の参考になります。こうした「発送ログ」をつけておくことで、同じミスを繰り返さず、より確実で安心な発送ができるようになるでしょう。

お客様からのよくある質問と回答

• Q：7.2cmくらいなら大丈夫？
  A：NGです。ゆうパケットプラスでは、厚さ7.0cmをわずかでも超えると規定違反と見なされます。自宅で測って7.2cm程度なら「大丈夫そう」に見えても、郵便局やコンビニの専用ゲージでは通らない可能性が高いです。
  自動仕分け機にかける際に引っかかると返送対象となるため、厳密に7.0cm以内に収める必要があります。安全策としては、6.8〜6.9cm程度に収めておくのが安心です。
• Q：封が開かない程度ならフタが少し浮いていてもいい？
  A：不可です。封が完全に閉じていない状態では受付不可となる場合があります。
  見た目にはしっかり閉じているようでも、少しでも浮いていると「厚さオーバー」と見なされることがあります。
  フタが浮いている場合は、無理にテープで押さえつけるのではなく、中身を見直してサイズ内に収まるように調整するのが正しい対応です。
  どの面から見ても完全に閉じており、段差や膨らみがない状態が理想です。

まとめ

ゆうパケットプラスの膨らみについて、以下がポイントです。

• ゆうパケットプラスは便利なサービスだが、膨らみによってサイズオーバーしやすいため注意が必要
• 厚さ7cmをわずかに超えただけでも、返送や受付拒否の原因となる可能性がある
• 衣類や柔らかい物は圧縮袋を使うなど、梱包の工夫で膨らみを抑えることができる
• コンビニや郵便局ではサイズゲージを使ってチェックされることがあるため、現場対応も意識する
• テープの貼り方ひとつで厚さが変わることがあるので、過剰な補強は避ける
• 再利用の専用箱は、折れやクセによって厚さに影響が出ることがあるため慎重に確認する
• 送りたい商品によっては、他の配送方法（宅急便コンパクトなど）を検討する方が安心
• 発送前には必ず厚さゲージや定規で実測し、余裕をもった厚みに仕上げる
• フリマアプリの匿名配送や補償付きサービスとの違いを把握して選ぶことが重要
• 発送後のトラブルを防ぐためにも、準備と確認を習慣づけることが信頼につながる

トラブルを避けて安心して発送するには、事前の確認と梱包の見直しが重要です。わずかな厚みの違いやテープの使い方が返送の原因となることもあります。

ゆうパケットプラスに限らず、各配送サービスの特徴を把握し、商品に合った方法を選ぶことで効率的に発送できます。

本記事を参考に、発送作業の見直しと習慣化をぜひ進めてみてください。